【辺野古問題取材班】翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐり、国が県を提訴した代執行訴訟第1回口頭弁論がある2日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には建設に反対する市民ら約500人が座り込んだ。雨の中、市民らは「現場から知事を支えていこう」などと気勢を上げた。
毎週水曜日の「大行動」の一環。普段午前7時前には、座り込む市民らを機動隊員が排除した上で、工事車両が基地内に入る。しかしこの日は、工事車両の進入や機動隊員の大量動員は確認されなかった。市民らは喜びのカチャーシーを舞った。
集会の先頭に立つ沖縄平和運動センターの山城博治議長は「闘いに勝ち続けていることを確認しよう。(人数が集まれば工事を)止められることは分かった。水曜日以外も拡大していこう」と呼び掛けた。
ゲート前で抗議を続ける島袋文子さん(86)=名護市辺野古=は代執行訴訟について「国が県を訴えること自体がおかしい。知事は正当な判断をした。やましい点がないから裁判も受けて立つことができる」と言葉に力を込めた。
【琉球新報電子版】
英文へ→500 people gather in front of Camp Schwab to support Okinawa Governor in court battle with Japan