「放浪の酒」魅力語る 吉田氏と乾杯300人


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お酒を手に、来場者らと交流する吉田類さん(中央)=4日午後8時すぎ、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 人気番組「酒場放浪記」(BS-TBS)の案内役を務める画家で作家の吉田類さんが4日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで、「旅と酒と俳句」(主催・琉球新報社)と題して講演した。吉田さんは「日本列島、島々の生活や郷土の様子は外国と比較しても圧倒的に美しくて優れている」と述べ、日本各地を旅しながら酒場を巡ることの楽しさを伝えた。

 講演後、吉田さんと参加者の忘年懇親会が行われ、酒場に変わった泉崎ホールで約300人が酒を酌み交わした。
 吉田さんは北海道から沖縄まで旅をしながら酒場を放浪していることに触れ「旅先で見る自然や昆虫が好き。波照間島のオオゴマダラの美しさに驚いた」と撮影した写真を紹介した。
 「飲んでいるからストレスを解消できる。沖縄には泡盛という素晴らしい酒があるが特に古酒が好きだ。スーッと入るが、後でガクッと来る」と話すと、大きな笑いが起きた。