【名護】名護市羽地のブランドづくりを目的に、羽地民泊推進協議会が「羽地御膳」を考案し、6日に名護市営市場食文化人材育成施設で試食会を開いた。同会のメンバーと一般の参加者を含めて24人が参加し、羽地産の食材で並んだメニューを楽しんだ。
同会は大人民泊などで提供するために、羽地産の食材を盛り込んだ五つの統一メニューを考案している。今回はその中から羽地鶏の汁、羽地産のカンダバーと羽地産の米のカンダバージューシー、パパイアイリチーや紅芋サラダなど、野菜をふんだんに使った料理を調理し、試食した。
カンダバージューシーは米を大事に使っていた昔ながらのレシピで、カンダバーをたっぷりと使い、緑色に仕上がった。ほかにも紅芋の紫やパパイアの黄色など、色鮮やかな御膳が完成した。
試食後の意見交換では「おなかいっぱいになった」「羽地鶏が柔らかくて、だしも利いておいしい」と評価する意見もあった一方、「ジューシーはもっと米を入れた方がいい」「メーン料理があった方がいい」との提案もあった。
同会の仲村留美子会長は「今回の意見を参考に、昔の羽地の味を伝えていくためにいろいろと挑戦したい」と話した。