政治

石垣陸自配備に反対 近接の開南地区、国伝達へ

 【石垣】石垣市への陸上自衛隊配備計画について、防衛省が候補地として選定した場所に近接する開南地区は8日夜、地区内で臨時総会を開き、防衛省に対し提示された候補地での配備計画に反対を伝える方針を決めた。市内の地区単位で反対意見が取りまとめられるのは初めて。

 臨時総会には全16世帯の住民らが出席し、防衛省に対する質問項目や計画の問題点などを話し合った。総会は2時間にわたり、最終的に世帯代表による投票となり、11世帯が「反対」、5世帯が「賛成」と反対が多数を占めた。
 開南地区の川平重治公民館長は「地区内にも賛否あり、投票の結果を地区の決議や総意とするわけではないが、反対が多いのが現状。防衛省が開く説明会では、反対を伝えることになるだろう」と説明した。
 臨時総会では「もっと規模が広がるかもしれない」「位置関係が問題だ」などと不安や反対の声が上がった。賛成する意見は出なかったという。
 開南地区の北側に位置する於茂登地区も10日に臨時総会を開き、陸自配備問題について住民の意見をまとめる。同様に賛否の判断が示されるかが注目される。候補地周辺の嵩田地区も月内に同様の議題で臨時総会を開く予定だ。
 3地区の代表らは防衛省に詳細な情報の公開と説明を求めており、臨時総会後は3地区で意見の集約などを図っていく考えだ。



琉球新報