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「出会いと交流の拠点に」ゲストハウス開業 名桜大生自ら改装 本部伊豆味

 【本部】名桜大学の学生10人がこのほど、本部町伊豆味にゲストハウス「(宿)ネクストテイメント」をオープンさせた。知人から提供してもらった空き物件を自分たちの手で改装、緑や鳥の声に囲まれた開放的なロケーションに出会いの拠点を築いた。発起人の大宜味朝文さん(20)=那覇市出身=は「国内外から多くの人を迎え入れて一緒に楽しめる場が欲しかった。来た人を大切にしていつでも『戻りたい』と思ってもらえる宿にしたい」と思いを語る。


ゲストハウス「(宿)ネクストテイメント」を昨年11月にオープンさせた(前列左から)金城愛樹さん、畑中隼人さん、大宜味朝文さん、小林遙さん(後列左から)板東将光さん、殿村香奈さん=2015年12月21日、本部町伊豆味

 昨年8月下旬に思い立ち、9月上旬には物件が決まり、それからすぐに仲間を募り始めて11月23日の“スピード開業”だった。全員が同大学国際学群の学生だ。
 ただの宿泊施設では収めない。沖縄の文化に触れ、楽しんでもらうため、同大学のエイサー団体「名桜エイサー」の演舞を月に1度開催している。大宜味さんは「(来た人と)一緒にカチャーシーがしたい」と目を輝かせる。
 自身も昨年6月に東南アジアを旅して、人々と交流する楽しさに触れたことが強く影響した。「沖縄は外から人が訪れて来る分いろんな可能性がある。好きなことを通して学生目線のアイデアを生かしていきたい」と展望を語る。
 内装はあえて一部未完成にした。宿泊客のアドバイスも取り入れながら、これから出会う人々と共につくり上げていく計画だ。
 地元の人にも遊びに来てほしいと、イタリアンレストランを完備した。料理を担当する畑中隼人さん(21)=東京都出身=は「人に感動を与えられるのは食だと思う」と意気込む。
 計画を通して協力してくれる地域や企業の人々の輪も広がった。殿村香奈さん(20)=大阪府出身=は「大学内だけではなく、年齢層を問わずに地域の人々と関わることができている」と喜んでいる。
(長浜良起)



琉球新報