経済

去勢子牛最高113万円 今帰仁で初競り 県内好調続く

去勢の県内最高価格が出るなど高水準の取引が続いた今帰仁村家畜市場の2016年初競り=16日、同市場

 【今帰仁】今帰仁家畜市場で16日、2016年の子牛初競りが開かれ、最高価格113万6160円(税込み)の値が付いた。JAおきなわ畜産部によると、去勢では県内過去最高額。15日の伊江島家畜市場初競りでも去勢108万3240円(税込み)の額が付いており、連日の大台超えとなった。県内最高額を更新した子牛は父牛が勝忠平、2代祖は安福久、3代祖は百合茂だった。

 JAおきなわ畜産部の担当者は「複数の県内市場で最高価格100万円超の子牛が出るというのは過去に例がない」とし「全国で続く素牛(もとうし)不足で、子牛価格は高止まりし続けている。まだ宮古や南部でも初競りが残っているので、(100万円超が出ることを)期待している」と話した。去勢、雌を合わせた全部門では昨年の南部家畜市場初競りで、雌122万7960円(税込み、税別113万7千円)が出ている。
 この日の今帰仁市場初競りには、子牛計223頭が上場され全頭が取引された。税込みで、総売上額は1億6885万2600円。1頭当たりの平均価格は75万7187円だった。前月比6万6504円高、前年同月比だと20万39円高。雌の最高価格は92万3400円だった。高水準となった取引に市場では何度も歓声が上がった。
 現在、子牛価格は高止まりし続け、枝肉価格も高値で出荷されている。しかし一方ではこの高止まりについて、肥育農家の非採算性を指摘する声もある。JAおきなわ関係者も、肥育農家が経営困難となった場合、結果的には繁殖農家もそのあおりを受けるとし、子牛価格が暴落する恐れを懸念する向きもある。
 県内家畜市場の初競りは13日の黒島(竹富町)と八重山(石垣市)を皮切りに開催され、17日南部、18日久米島、19日宮古、多良間の各市場で行われる。