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キングス2位浮上 TKbjリーグ第28戦

第4クオーター 逆転のダンクシュートを決めるイバン・ラベネル=17日午後、沖縄市体育館(又吉康秀撮影)

 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区3位=20勝7敗)は17日、沖縄市体育館で浜松・東三河フェニックス(同2位=19勝6敗)と第2戦(今季第28戦)を行い、70―67で勝利し、浜松を抜いて2位に浮上した。

第1クオーター(Q)は五分の展開に持ち込んだキングスだったが、第2Qに得点が止まって30―40とリードされて前半を終えた。第3Qは互いに激しく点を取り合ったが、運動量を落とさないキングスが第4Qに逆転した。キングスは30、31の両日、同体育館に大分・愛媛ヒートデビルズを迎えてホーム2連戦を行う。(観客3239人)

琉球ゴールデンキングス(21勝7敗)
70―67(21―21,9―19,19―13,21―14)
浜松・東三河フェニックス(19勝7敗)

 【評】運動量で勝ったキングスが終盤に試合をひっくり返した。前半は3点弾が好調な浜松が優位に立ち、シュートがリングに嫌われたキングスが追い掛ける展開になった。後半は浜松のシュートがリングに嫌われ、攻守で足を動かし続けたキングスが上回った。(平安太一)

◆クロスゲームを勝てて良かった
 伊佐勉監督(キングス)の話 ディフェンスがいい浜松を相手にオフェンスが機能しなかったが、そういう中でクロスゲームを勝てたのは良かった。
 最初の5分で浜松がハッスルした場面でもゲームプラン通りに遂行できたのは大きかった。最後にミスが出たので練習から修正したい。

◆連敗厳しいがチャンスある
 東野智弥HC(浜松)の話 全てが悪かったわけではないが、もっと成長しないといけない。われわれは発展途上のチームだと感じた。今週の2連敗は厳しいものがあるが上位に行くチャンスはある。さらに強いチームになりたい。

◆連日の逆転劇 強敵下す
 イバン・ラベネルは一直線にリングに向かった。相手のファウルを受けながらボールをリングにたたき込む。第4Q残り約5分、一時は10点以上のビハインドを背負った苦しい試合でキングスがついに逆転した。「ゲームを決めるシュートを入れるのがバスケの醍醐味(だいごみ)だ」とラベネルは誇らしげに語った。
 昨季のプレーオフ(PO)で悔しい敗戦を味わわされた浜松との試合は、「チャレンジとリベンジ」(伊佐勉監督)の舞台だった。絶対に負けられない大一番だったが、第1Qの序盤は0―11と後れを取った。それでもラベネルのインサイドや喜多川修平のアウトサイドで追い付き、岸本隆一は「焦らず我慢して戦った」と仲間の奮闘を喜ぶ。
 後半は山内盛久が浜松の得点源ケジュアン・ジョンソンにくっついて仕事をさせなかった。失点を最小限に抑えることに成功し、伊佐監督は「浜松のリズムを狂わせた」と山内の働きをたたえる。2桁あった点差を徐々に削って試合をひっくり返すと、ファンの大声援を受けながら最終盤の接戦を乗り切った。
 連日の逆転劇で強敵を破り、岸本は「有意義な週末だった」とうなずく。一方で「去年のPOの悔しさが晴れたわけではない」と表情は引き締まったままだ。再び強敵を破り、リーグの頂点に登り詰めるまで、キングスの戦いは終わらない。(平安太一)



琉球新報