経済

MICE施設4万平方メートル決定 展示場規模、国内5番目

 翁長雄志知事は20日、県庁で会見し、与那原町と西原町にまたがる中城湾港マリンタウン地区に建設する大型MICE(国際会議や企業の報奨旅行など)施設の機能と規模を発表した。経済界から5万平方メートルへの拡張要請があった展示場について、国内5位の大きさとなる3万平方メートルとした上で、多目的ホールなどを一体的に利用することで「展示スペース約4万平方メートルを確保する」とした。

 県は当初、展示場の規模を1万~2万平方メートルで検討してきたが、知事は経済界の意向を考慮し、3万平方メートルに広げることを判断した。一方で400億円を見込んでいた整備費用は、規模拡張に伴い500億~700億円台に膨らむ想定となった。2020年度の供用開始予定に変更はない。
 施設は展示場のほか、多目的ホール(約7500平方メートル)、20~30部屋を備える中小会議室(約7500平方メートル)、ホワイエ(2500平方メートル)などで構成する。車両2千台を収容する立体駐車場が隣接する。
 機能としては5千人規模の会議・分科会・併設展示会の同時開催が可能で、夕食会では4千人収容にも対応する。アジアや国内外で学会の規模が大型化していることを考慮し、イベントでは約2万7千人規模のコンサートを開催することができる。
 県は供用開始から10年後の2030年にMICE開催件数192件、来場者数86万人、稼働率27・9%を想定している。
 翁長雄志知事は「アジアのダイナミズムを取り込む拠点として大型MICEを位置付ける考え方で総合的に検討した結果、展示場の規模を3万平方メートルにした。2万人以上のコンサート需要が一定程度あり、施設の集客や稼働率を高められる」と説明した。



琉球新報