OCVB、受託事業を見直し 経営体質改善へ


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は2015年度決算が約3717万円の赤字となる見通しになったことを受け、今後、受託事業の内容見直しによる収益力の向上や、電子化の推進による業務の効率化などで経営体質の改善を図っていく。OCVBは「今後全組織が一丸となって赤字の解消に努める」とした。

 昨年5月の当初見込みでは約4300万円の黒字を試算していた。だが、前事務局長が自身の判断で7人の嘱託職員を新規に採用したほか、業務拡大に伴う残業手当の増加などで、人件費が当初予算より約3500万円超過した。
 このほかOCVB所管の観光施設の収益減、前執行部による嘱託職員の正社員化に伴う予算計上漏れ、コピー代などの諸経費の増加などが積み重なり、赤字転落の見通しとなった。