教育

赤瓦ぶき、名工に学ぶ 沖工生、建築技術研究で体験

現代の名工の指導を受けながら赤瓦ぶきに挑戦する沖縄工業高校の生徒ら=1月、那覇市松川の同校

 沖縄工業高校建築科の生徒がこのほど沖縄の伝統的な建築技術である赤瓦ぶき作業に、現代の名工から指導を受けながら挑戦した。

 建築科の生徒9人は「沖縄の建築環境」をテーマに1年間の課題研究に取り組み、そのまとめとして瓦ぶきを体験した。瓦、しっくいともに手作りし、片流れの「小屋組み」の上に瓦を並べた。
 3年生の宮城太清(たいせい)さん(17)は「赤瓦の建物は、しっくいを作る人や(瓦を載せる基礎となる)軸組を造る人など、一人ではなく多くの人が関わって完成する建物だと知った。身近に首里城など世界遺産がたくさんあるので、建物を大切にしていきたい」と感想を語った。
 現代の名工の山城富凾(とみじょう)さんと大城幸祐さんが生徒を指導した。山城さんは「若い人が興味を持ってくれてうれしい。沖縄の大事な伝統文化なので、後継者を育てる上でも実体験を積むことは良いことだ」と目を細めた。