キングス3位後退 TKbjリーグ第32戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区2位=23勝8敗)は7日、京都府の京都ハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズ(同1位=22勝7敗)と第4戦(今季第32戦)を行い、71―78で敗れ、3位に後退した。

 キングスは立ち上がりから主導権を握った。しかし第2クオーター(Q)以降は相手の素早いパス回しに翻弄(ほんろう)され、第2Qに逆転された。第4Qは互いにファウルトラブルに見舞われた中、要所で得点を決めた京都に振り切られた。
 次戦は20日午後7時から石垣市総合体育館で島根スサノオマジックと第3戦を行う。(観客2600人)

京都ハンナリーズ(23勝7敗)
78―71(13―19,20―13,23―16,22―23)
琉球ゴールデンキングス(23勝9敗)

◆大一番に競り負け
 キングスは勝てば西地区の首位浮上となる大一番で京都に競り負け、3位に後退。京都に1勝3敗と負け越しも決まり、自力での地区首位通過は遠のいた。伊佐勉監督は「昨日(6日)と真逆の展開でやられた」と悔しがった。
 第1Qはキングスが主導権を握ったが、その後は京都がキングスのお株を奪う素早い連係を見せ、キングスの守備は後手に回った。内外から得点され、じわじわ差を詰められた。第2Q終了直前に3点弾を決められて逆転を許し、第3Qでは最大14点差まで広げられた。
 第4Qは互いにチームファウルがかさむ中、フリースローを着実に決めた琉球が追い上げた。
 65―72で残り1分、津山尚大が3点シュートを沈めると、直後に相手ゴール下でドゥレイロン・バーンズがスチール。そのまま得点するとバスケットカウントも決めて1点差に迫ったが反撃はここまでだった。残り28秒で追加点を奪われ、試合を決められた。
 痛い星を落としたキングス。岸本隆一は「負け越したことは取り返せない。残りの試合で悔しさを忘れず戦い続けることと、プレーオフで京都と対戦し、リベンジを果たしたい」と前を向いた。