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オスプレイ製造社提訴へ ハワイ墜落事故、米兵遺族が計画

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】昨年5月にハワイで起きた米海兵隊輸送機MV22オスプレイの墜落事故で死亡した海兵隊員の父親が、機体を製造するボーイング社などを相手に提訴する計画を立てている。米海兵隊専門紙「マリンコータイムズ」が21日電子版で報じた。父親は同紙に対し「砂ぼこりがエンジンに吸い込まれるため、オスプレイが安全に飛行できないということを証拠が示している」と、製造会社提訴の理由を説明している。

 提訴を計画しているのは、事故で死亡したマット・デターマン上等兵の父マイク・デターマンさん。マイクさんは「兵士に最善な装備を提供されることは当然だ。この航空機は最善から程遠い」と強調し、オスプレイを運用する海兵隊員の安全を懸念した。一方、海兵隊は航空機の安全性を強調した。
 米太平洋海兵隊は昨年11月に、事故の主な原因は不適切な着陸地点の選定など操縦士の判断ミスと結論付ける調査結果を発表。さらに左エンジンが砂ぼこりを吸い込み、出力喪失につながったとして、空気ろ過装置の改善を勧告した。
 事故では2人の乗組員が死亡したほか、20人がけがをした。米海軍安全センターは事故の規模を最も重大な「クラスA」に分類した。



琉球新報