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マカトの悲恋、舞踊に 「仲村渠節」発祥の地で公演

 【伊江】「悲恋 仲村柄マカトを偲ぶ」謝恩チャリティー公演(主催・同実行委員会、琉球古典音楽野村流保存会・儀間良和古典音楽研究所)が14日、伊江村農村環境改善センターで開催された。村内外から約400人が駆け付け、古典音楽や創作舞踊を堪能した。


マカトをしのんだ儀間良和古典音楽研究所の謝恩チャリティー公演=14日、伊江村

 創作舞踊「仲村柄マカト」は「マカトと松金の悲恋物語」を故・名嘉元甚勝さんが作詞、儀間さんが作曲し、柳清本流絞園好枝乃会会主宮平好枝さんが振り付けを担当した。
 仲村柄マカトは伊江島が生んだ絶世の美女といわれ、村内のリリーフィールド公園にはマカトが詠んだ歌(仲村柄節)の碑が建立されている。踊りは4部構成で、2人の逢瀬(おうせ)から、マカトが苦悩の末にあの世に旅立つところまでを描いている。
 儀間さんは「名嘉元さんとは島で一緒に公演することが夢だったが、志半ばでこの世を去ったことが残念。仲村渠節(仲村柄節)は伊江島が発祥の地だという誇りが村民にはある」と感慨深げに話した。
 振り付けを担当し、自身もマカト役で舞台に立った宮平さんは「あの時代のかなわぬ恋に命を懸けたマカトの心情を思いながら踊った」と話した。
 実行委員長の山城賢栄さんは「名嘉元さんと儀間さん2人の島の発展のために少しでも貢献したいという強い思いから、今回の公演を開催した」と語った。
 売上金は儀間さんと山城さんから島袋秀幸村長に手渡された。
(知念光江通信員)