痔、大腸がんを解説 医師4人、最新治療法も


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 琉球新報社は27日、新報市民セミナー「おしりの悩みと健康づくり」(後援・県医師会、県薬剤師会、協賛・田辺三菱製薬)を那覇市のパシフィックホテル沖縄で開いた。県内の医師4人が登壇し、痔(じ)の症状や最新治療法、痔と間違われやすい大腸がんの怖さなどを解説した。

 中頭病院消化器外科部長の當山鉄男氏は、痔核(じかく)(いぼ痔)、裂肛(れっこう)(切れ痔)、痔瘻(じろう)(あな痔)の三大痔の症状を解説し「気軽に大腸肛門外来を受診してほしい」と呼び掛けた。
 浦添総合病院一般外科医長の古波倉史子氏は、県内の大腸がん死亡率が全国ワースト2位で、改善率も低いことを説明し「痔の症状と紛らわしいので、自己判断せず専門医を受診し検査を受けてほしい」と話した。
 ハートライフ病院大腸・肛門外科医長の阿嘉裕之氏、大浜第一病院大腸・肛門外科の仕垣幸太郎氏も講演した。