アジア戦略計画了承 県振興委、推進へ委員会設置


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 県三役や部局長で構成する県振興推進委員会(委員長・翁長雄志知事)の第4回会合が29日、県庁で開かれた。新たな委員会組織の設置などを盛り込んだ県アジア経済戦略構想推進計画や、沖縄21世紀ビジョン実施計画の131カ所の改訂について了承した。

 アジア経済戦略構想推進計画は昨年策定した戦略構想の実現に向け、具体的取り組みを整理した。県内と国内の経済団体やアジア諸国の経済・貿易関係機関、戦略構想策定委員会のメンバーらでつくる「県アジア経済戦略構想推進委員会(仮称)」を設置する。委員会の提言などを踏まえ、情勢変化に応じた計画見直しや効果的な施策展開を図る。
 また戦略構想で示された「国際競争力ある物流拠点の形成」など五つの重点戦略、四つの産業成長戦略、五つの推進機能に対応するため、那覇軍港用地などの活用といった具体的な84の計画を設定して推進する。
 21世紀ビジョン実施計画は「沖縄子供の貧困緊急対策事業」や「アジア経済戦略推進事業」など53の「主な取組」を追加し、活動指標の上方修正など78の改善をした。