表現に輝き 世界2位 タヒチアン・垣花梨々香さん ハワイ留学、技磨く


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世界大会でソロを踊る垣花梨々香さん=3月12日、米国ハワイ州(垣花さん提供)

 【北谷】北谷町のポリネシアンダンススクール「プアヒナノ」に通う垣花梨々香さん(17)=沖縄カトリック高校2年=が3月に、米国ハワイ州で開かれたタヒチアンダンスの世界大会「ヘイヴァイ・ホノルル」に出場し、14~17歳の「タウレアレア」部門で2位に輝いた。タヒチアンダンスを始めて7年。ハワイで1カ月のダンス留学をし、表現力を磨いた直後に勝ち取った。「優勝した子がすごかったので納得している」と結果を受け止めつつ、「いろんなものを吸収できた」と充実感を語った。

 3人姉妹の三女の梨々香さんが、タヒチアンダンスを始めたのは母・リサさん(46)の勧めがきっかけだった。最初はビキニにパレオ姿のタヒチアンダンスに、梨々香さんは恥ずかしがったが、1年後に「やっぱりやる」と話したという。それまでやっていたヒップホップのダンスから離れ、タヒチアンダンスのとりこになった。
 ハワイへの留学は梨々香さんが「行きたい」と決意。1カ月でタヒチ語の言葉の意味や由来、踊りの意味などを勉強し、1日5~8時間のレッスンを受けた。
 大会はその集大成として出場。「村で2番目に偉い」と意味する黄色の生花を衣装に選び、太陽やプリンセスを表現した。沖縄から見に行った母・リサさんは「表現力が1カ月でこんなに変わるの?」と娘の成長に驚いたという。
 「踊りで人に何かを伝えるのがすごい楽しい」と話す梨々香さん。リサさんも「本人も踊っている時が一番輝いている。見るたびに感動するので、これが親孝行」と応援している。
 高校卒業後は1年のハワイ留学でタヒチアンダンスを磨く計画をしており、ダンサーとしてさらに上を目指していくという。