沖縄の宿泊倍増 ネット旅行社エクスペディアの15年調査


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 今年2月に那覇市に営業所を開設した世界最大級のインターネット旅行会社「エクスペディア」(本社・米国)は6日、沖縄宿泊動向を発表した。同社が取り扱う県内宿泊施設の2015年の宿泊数は前年比2・2倍と大幅に増加した。沖縄を訪れる外国人客の増加に伴い、平均客室単価も13%増の1万8008円となり、同社は「今年はさらに9%増加するだろう」と予想した。

 現在、エクスペディアが取り扱う県内の宿泊施設数は約250軒。今年1~3月も前年同月比67%増で推移している。国籍別では韓国が33%で最も多く、香港が23%、台湾と日本が13%を占める。韓国人客はゴルフやビーチを楽しむため、平均宿泊単価が高いリゾートホテルに泊まる傾向がある。香港や台湾人客はショッピングを目的に那覇市内に泊まる傾向がある。
 6日はエクスペディア2015年県内人気ホテル表彰式が那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで初開催された。リゾート部門の1位にリザンシーパークホテル谷茶ベイ(恩納村)、2位にANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(同)、3位にヒルトン沖縄北谷リゾート(北谷町)が選ばれた。
 那覇市内部門は1位がメルキュールホテル沖縄那覇、2位が沖縄都ホテル、3位が沖縄ナハナ・ホテル&スパなどだった。