【中国時報】海外通販も課税 中国、新税制スタート


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 中国政府は8日、新税制をスタート。海外のネット通販を利用した購入物も関税の対象となった。海外から旅行で持ち込む物品の免税上限額の厳格化も打ち出しており、中国国内の個人輸入代行などの業者には廃業を余儀なくされるものも出ている。

 新制度では、個人が持ち込める物品の免税上限額を1人1回2千人民元(約3万4千円)。1年間で1人2万人民元(約34万円)までと明示。上限を超えた場合、通常の関税同様、物品の総額に課税される。
 3年前には航空関係者が長期にわたり海外のブランド品を持ち込み、輸入代行業者に渡していたことが発覚。1年半の懲役となった。
 しかし実際に摘発されることは少なく、個人の持ち込みは輸入代行業者の違法な入荷源となっていた。