校歌探訪 沖縄市立美原小学校


この記事を書いた人 上原 康司

 コザ十字路から県道号を1・5㌔北上し、左手に立地する赤瓦屋根の校舎が沖縄市立美原小学校だ。美里小の過密化を解消するため、1990年に開校した。校内は教室と廊下の仕切りがない広々とした造りで、児童の個性を育む。校歌にも生徒の自由な発想や伸び伸びとした成長への願いが込められている。
 歌詞は初代校長の渡口麗徳さんがつづった。2番の「心豊かに 知を磨き 自主の精神 培わん」は開校の精神だ。6年の安里優響君(11)は「この部分が一番好き。将来は発明家になり、人の役に立ちたい」と目を輝かす。宮里佳宏校長も「開校から27年目に入る。初代校長の思いが今に受け継がれていることがうれしい」と目を細める。