CHECK MATE頂点 沖縄クラブバスケ、女子はOMガス


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第4クオーター、相手守備を振り切ってシュートを決めるCHECK MATEの平良宏樹=22日、中城村民体育館(平安太一撮影)

 バスケットボールの第55回県クラブ選手権大会最終日は22日、中城村民体育館で決勝までを行い、男子はCHECK MATEが98―86でこうちゃん弁当を破って優勝を果たした。女子はOMガス石油SSが70―65で食楽に勝利して頂点に立った。

◆後半一気に加速 堅守と速攻を徹底/CHECK MATE
 前半に背負ったビハインドは11点。これまで何度も栄冠を手にしてきたCHECK MATEにとって苦しい試合内容だった。主将の多和田真斗は「どうせ優勝できるだろうという考えがあって気持ちが入っていなかった」と言う。ハーフタイムにチームで確認したことは、持ち味である堅守と速攻を徹底することだった。そして迎えた第3クオーター(Q)、CHECK MATEが加速した。
 ブライアン・シンプソンのインサイドに多和田のミドルと立て続けに得点し、「ゴール下で体を張るのが持ち味」と語る平良宏樹はオフェンスリバウンドを拾ってセカンドチャンスをものにした。守備も機能し始めて、多和田は「気持ちを切り替えて僕らのプレーができている」と感じた。
 前半戦は「最悪な入りだった」(多和田)と反省も多かった。第1Qは本来の力強い守備を表現できずに25点を失い、簡単なシュートがリングにはじかれて15点しか奪えなかった。多和田は「自分たちのバスケをやれば勝てると分かっているのに、それができていない」と課題を指摘する。
 チームの目標は12月のクラブ選手権を制することだ。多和田は「うちらしいバスケを高確率で出さなければいけない」と勝利の喜びに浸ることなく気持ちを引き締めた。(平安太一)