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国内初「星空保護区」目指す 石垣市、観光客誘致へ期待

中山義隆市長(右)を訪ねたジョン・バレンタインプログラムマネジャー=30日、石垣市役所

 【石垣】星が見える夜空の美しさを守り観光振興につなげようと、沖縄県石垣市が国内初の「星空保護区」認定を目指している。国際ダークスカイ協会(米・アリゾナ州)が2001年に始めた制度で、これまでに世界約60カ所が認定を受けている。国内の認定地はなく、市は認定で「さらに石垣島の魅力が高まり観光誘客につながる」と期待している。

 認定には夜空の暗さや街灯の明るさ、種類など一定の基準を満たすことが求められるほか、市民への啓発活動など地域の理解や取り組みも審査対象となる。

 石垣市は2段階の認定を計画。まず国立公園の区域を対象にした「ダークスカイ・パーク」の分野で「西表石垣国立公園」の範囲を星空保護区として年度内に申請する。同協会によると、申請後約3カ月で結果が出るという。その後、市街地を含む市全体の保護区化で「ダークスカイ・コミュニティー」分野の認定を展望している。

 申請に向け、審査する国際ダークスカイ協会の本部から責任者のジョン・バレンタインプログラムマネジャーが視察のため29日から来島。「石垣島は条件がいい。市民サポートの在り方にもよるが、(認定の)可能性は高い」と評価した。バレンタイン氏は30日、中山義隆市長と面談。中山市長は「観光資源として星空を発信する取り組みを進めている」とアピールした。

 市は夜間照明を抑える対策や星空の保護を図る条例制定なども進める予定で、認定に向けた環境を整えていく考えだ。