情報管理の人材育成 協議会設立、学生ら教育へ


社会
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県内学生への情報セキュリティ教育の在り方を議論する関係者ら=3日、那覇市の沖縄総合事務局

 県内学生らの情報セキュリティー教育強化を目的に、産官学16団体が連携した新組織「セキュリティ・ミニキャンプ沖縄実施協議会」が3日、設立された。さまざまな機器をインターネットとつなぐ新技術IoT(モノのインターネット)などの普及に伴い、情報漏洩(ろうえい)などを防ぐセキュリティー対策の重要性が高まる中、沖縄から高度な情報技術の知識を持つ人材の輩出につなげる考えだ。

 セキュリティ・ミニキャンプは情報セキュリティーに関心の高い22歳以下の学生を対象に合宿型講習会やイベントを行っている。県内では沖縄総合事務局などが事務局となり2013年から始まっている。

 実施協議会はミニキャンプ主催団体に加わり、取り組みを強化し、イベント開催にとどまらない、継続的な人材育成に取り組む。会長には長田智和琉球大准教授が選ばれた。