校歌探訪 読谷村立読谷小学校


この記事を書いた人 上原 康司

 読谷村内で最も歴史が古い読谷小学校は1882年に「読谷山小学校」として創立され、渡慶次小や古堅小が分離した。校歌は1913年に制定され、村立歴史民俗資料館紀要第8号(84年)によると、校歌は県内の小学校で最も古いという。19代目校長の八巻太一氏によって作詞され、作曲は「金太郎」「一寸法師」などの童謡で知られる田村虎蔵氏が担った。
 1番の歌詞「楠公」は南北朝時代に鎌倉幕府を倒そうとした後醍醐天皇に味方し、天皇中心の政治「建武の新政」を実現させた楠木正成を指しているとみられる。