ろうきん3月期、減収減益 競争激化で新規伸び悩む


この記事を書いた人 金城 美智子

 県労働金庫(西揚市理事長)は27日、第52回通常総会を那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開き、2016年3月期決算を承認した。他の金融機関との競争激化による貸出金利息収入の減少や貸出金利回りが低下し、売上高に当たる経常収益は前期比0・3%減の39億5100万となった。当期純利益は18・9%減の2億6500万円で減収減益となった。

 経常費用の減少で経常利益は24・1%増の5億3300万円だった。本業のもうけであるコア業務純益は、競争激化により、住宅ローンなど新規契約件数が伸び悩み、3・1%減の4億5400万円となった。
 預金(譲渡性預金を含む)の当期末残高は2・2%増の2321億9600万円。貸出金残高は3・2%減の1282億2300万円だった。自己資本比率は0・31ポイント増の13・67%。リスク管理債権残高は17・5%減の8億5700万円。【琉球新報電子版】