八重山の方言でカマジィーと呼ばれるロウニンアジを狙って、7月7日から3泊4日の日程で石垣島へと遠征取材をした。
初日、2日目と予報より台風1号の影響は少なかったものの目立った釣果に恵まれなかった。迎えた最終日、フィードマンの下里肇さんと森山和行さん、野蛮人の大浜将さんと新城康隆さんの4人で石垣島本島最北端の平久保崎の岩場で夕方から竿を出した。
日没前後は、仕掛け投入直後からアタリがあり、ウムナガーやムネアカクチビが釣れ、森山さんが10キロのカマジィー(ロウニンアジ)を釣った。日没後はアタリが少なくなり、時々ヒットするのは1メートル前後のサメばかり。カマジィーが釣れるのは満潮から下げに入った午後11時後と予測した大浜さんの読み通り、11時42分に新城さんの竿が大きく曲がった。
竿を持ってフッキングするとすごい勢いでラインが引き出される。掛かった魚は右に左に走り回り、必死の抵抗を繰り返した。約15分の格闘の末、磯に釣り上がったのは17キロの新城さんにとって初のカマジィー。午前3時50分に下里さんが11キロを釣って今回の今回の遠征を終えた。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)