ヘリ着陸帯、大型車両7台基地へ 資機材早朝搬入5日連続


この記事を書いた人 金城 美智子
ヘリパッド建設に抗議する市民らを県警機動隊が排除している間に、資機材を基地に搬入する大型車両=15日午前6時すぎ、東村高江の北部訓練場メインゲート前

 【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事に関し、沖縄防衛局は15日も早朝から、プレハブや水タンク、大型の容器などの資機材を東村高江にあるメインゲートから搬入した。資機材を載せた大型車両7台を含む約50台がヘリパッド建設に反対する市民らが抗議を続ける中、次々とメインゲートに入った。50人以上の県警機動隊員がゲートに続く県道70号を囲むように警備した。メインゲートへの資機材のまとまった搬入は11日から5日連続となった。15日も午前6時すぎに行われた。

 資機材を載せた大型車両以外にも普通乗用車などが入った。沖縄防衛局の職員や作業員らが乗っているとみられる。
 来週にも新たなヘリパッド建設が着手される予定の「N1地区」ゲートには車両の出入りなどは確認されていない。「N1地区」ゲート前には沖縄防衛局や県警のものとみられる関係車両が複数台常駐している。
 建設に反対する市民ら約20人は午前6時半ごろ、メインゲート前でスクラムを組んで、座り込みによる非暴力の闘いで抵抗していくことを確認。「沖縄を返せ」など3曲を歌った。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「徹底した非暴力の闘いで辺野古の新基地建設は中止に追い込んできた。高江でも同様な闘いで自然を守っていこう」と市民らに呼び掛けた。
【琉球新報電子版】