21日午後7時過ぎ、那覇市西の海上で、竜巻に発達する前の「漏斗雲(ろうとぐも)」が見られた。那覇市天久からも、渦を巻く雲が確認された。沖縄気象台は午後7時20分、竜巻注意情報を発表し、注意を呼び掛けている。
沖縄気象台によると、沖縄地方上空に寒気が入り込み、大気が不安定になったことで漏斗雲が発生したとみられる。漏斗雲は次第に小さくなり消滅した。
気象台は「現在も大気の状態は不安定なので、引き続き注意が必要だ」と呼び掛けている。
漏斗雲が地表に到達すると竜巻となる。気象台の職員目視では、雲が海上に到達していたため、竜巻だった可能性もある。【琉球新報電子版】