嘉手納、3回戦は明徳義塾 16日、午前8時開始


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 第98回全国高校野球選手権大会に出場している嘉手納の3回戦の対戦相手が13日、明徳義塾(高知)に決まった。試合は16日の第1試合、午前8時から行われる。

 明徳義塾は13日に行われた2回戦で境(鳥取)を7―2で破った。同校は甲子園に春夏通算34回出場、2002年の第84回大会で優勝している。夏は10年から7年連続出場。県勢は過去、同校と春夏通算で3度対戦しており、いずれも勝利している。

 嘉手納は今年3月、県内で同校と練習試合を行い、大差で敗れている。嘉手納のエース仲地玖礼はけがのため登板していない。4番で捕手の知花拓哉は「練習試合でぼろぼろにやられたので、次は絶対に勝ちたい」と雪辱を誓う。知花は「練習試合では高めを打たれていた。低めに集め、打たせて取りたい」と春からの成長を見せるつもりだ。

課題の走塁の確認を重ねる嘉手納ナイン=13日、兵庫県西宮市の大阪ガスグラウンド

◆対戦相手見据え課題修正図る 嘉手納、練習再開

 【甲子園取材班】第98回全国高校野球選手権大会で3回戦に進んだ県代表の嘉手納は13日、兵庫県西宮市の大阪ガスグラウンドなどで練習を再開した。

 午前8時から行われる3回戦に合わせ、同時刻からフリーバッティングを約1時間行った後、同グラウンドに移動してキャッチボールやボール回しなどの守備練習、シートバッティング、走塁などの攻撃練習を約2時間行った。

 2回戦の前橋育英戦では10―3と大勝したが、大蔵宗元監督は「もっと点が取れる場面があった」と走塁を課題に挙げる。修正へあらゆる場面を想定した走塁練習に余念がなかった。

 対戦相手が決まらない中で、練習には2回戦の課題の修正を重視した内容を取り入れた。練習後に大蔵監督は「次の対戦チームがやっと決まった。相手が見えたことで、試合に向けての準備が決まってくる。いいゲームにできるように挑みたい」と話した。