流れ星 願いかなえて 東村高江子ども会 ペルセウス座流星群の観察会


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ペルセウス座流星群の観察のため学校のグラウンドに寝転がって星を眺める東村高江小中学校の子供たち=12日、東村立高江小中学校のグラウンド

 【東】ペルセウス座流星群が来る日に合わせて、東村高江区の子ども会は12日、高江小中学校で星空観察会を開いた。この日はあいにく雲が広がったが、切れ間から星が流れるのを確認した。子どもたちは「お願い事をした」「星が落ちてきた」と夏の風物詩のペルセウス座流星群を楽しんだ。

 子どもたちは星空観察会で夜が遅くなるため、学校に宿泊した。朝から学校でカレーを作り、新川川で川遊びをしたあと、学校のグラウンドにビニールシートを敷き寝転がって星空を観察した。子ども会主催で、子どもたちが学校に宿泊して星空観察をするのは今年が初めて。

 学校の明かりを消して周りが暗くなると、先生や保護者、子どもたちは空を見上げて星が通るのを待った。雲が流れて星空が広がると「すごい星だね」「きれい」と一斉に声を上げた。大きな流れ星が流れると「流れた流れた」「星が落ちてきた」と手をたたいて喜んだ。

 星が好きだという小学3年の盛岡然(ぜん)君(9)は「カンフーを習っているので、上手になりたい、大会に出られたらいいな、とお願いをした」と笑顔で話した。

 流れ星を3回見た中学1年の仲原航生さん(12)は「普段はあまり空を見上げることがないので、久しぶりに流れ星を見た。強く光っていて、いつも見ていた時よりもきれいに見えた」と喜んだ。