4年前のロンドン五輪では、中華民国の国旗を掲げることは問題なかったが、リオデジャネイロ五輪では異なっている。
台湾在住9年のアメリカ人・コルドヴァ氏は、重量挙げの許淑淨選手の応援で、中華民国の国旗を図柄とする服を着て、中華民国国旗を振って声援を送った。後日、卓球の試合会場で同様に応援したが、大会事務局から国旗の服を脱ぐように求められた。また、水球の米国対スペインの試合でも同様に米国と中華民国の旗を振って応援していたが、中華民国の国旗だけ注意されることになった。
コルドヴァ氏が水球の観客席で中華民国の国旗を振れなかったのは、チケットの規定による。オリンピックでは、選手が参加していない国や地域の旗は会場での使用に制限があるからである。