エレベーター1基復旧 ゆいレール、牧志駅安里側


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修理作業を終え、3週間ぶりに使用可能となった牧志駅のエレベーター=21日、那覇市の牧志駅

 那覇市が管理する沖縄都市モノレール「ゆいレール」牧志駅の故障中だったエレベーター1基が21日午後2時に修理が完了し、3週間ぶりに復旧した。故障していたのは2基あるエレベーターのうち、安里側に設置されたエレベーター1基で、7月30日から使用不可となっていた。修理は19日から始めた。

 沖縄モノレール社の牧志駅駅員の前川光一さんは「修理作業が速やかに完了し、安心している。今後はより一層、利用者に寄り添った施設管理とサービスを心掛けたい」と語った。

 同駅には1日平均30人の車いす利用者がいるほか、高齢者も多いことから「構内のバリアフリー化が今後の課題だ」と指摘した。

 一方、市が管理する美栄橋駅のエスカレーターは今も故障中で、市道路管理課によると復旧の見込みは12月末となっているが、同課は「できるだけ早急な復旧を目指したい」としている。

 モノレール駅のエスカレーターやエレベーターについては、経年劣化が原因で、全15駅中牧志駅を含む6駅で故障が生じ、最大7カ月止まっているケースもある。駅によって管理者が国、県、那覇市とまちまちとなっており、沖縄都市モノレールを含めた4者は今後、補修、修復などを含めた管理体制をモノレール社に一元化することで再発防止を図る。