コラソン さあ出陣 最低でもPO進出目指す


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「今季はPOを通過し、日本一を目指す」と意欲を燃やす水野裕紀選手兼監督(前列左から3人目)ら=6日、県庁

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは6日、県庁で会見を開き、11日に開幕する2016―17シーズンに臨む新体制と新ユニホームを発表した。水野裕紀選手兼監督は「今季は最低でもプレーオフ(PO)に進出し、日本一を目指す」と熱い思いを語った。

 昨季のコラソンはレギュラーシーズン6位。POに進出した14―15シーズンの4位から、リーグ加入後初めて順位を落とした。今季は昨季得点王の棚原良が海外挑戦のためチームを抜けたが、昨季途中から加入した196センチの趙顯章(チャオ・シェンチャン)が再契約し、攻撃の要となる。新たに大崎電気から移籍した石川出、ドイツリーグでプレーした経験がある三村裕幸、ムードメーカーの牧山仁志ら即戦力も加わった。

 6月に選手兼監督に就任した水野は「昨季は戦術の土台となる選手同士の信頼関係が確立できていない部分があった。今季はいい環境を皆でつくってきた」と説明した。「練習や6位に終わった全日本選手権でも一体感が出てきた。全員で戦える形が見えてきた」と意欲を燃やした。

 新加入した三村は「ドイツリーグで学んだ勝利への執着心でチームを盛り上げたい」と意気込む。常に声を出してチームを盛り上げる牧山は「ハンドをするために沖縄に来たからには練習も試合も盛り上げて楽しくやる」と語った。

 コラソンの今季初戦は11日、愛知県で行う大同特殊鋼戦。ホーム初戦は22日、沖縄市民体育館で湧永製薬と対戦する。