【うるま】中部地区老人クラブ連合会の結成50周年記念大闘牛大会(主催・古堅闘牛組合、昭和32年生闘牛愛好会、中部地区老人クラブ連合会、共催・琉球新報社)が11日、うるま市石川多目的ドームで行われた。注目を集めたシーの一番は、若手のホープ牛仲村(自)元帥が元徳之島全島一牛の古堅モータース牛若丸をわずか9秒で仕留め、初優勝した。
場内には日頃の闘牛ファンに加え、中部地区の大勢の老人クラブ会員らが訪れ、およそ3千人の観客で埋め尽くされた。闘牛組合、闘牛愛好会に加え中部地区老人クラブ連合会が一体となった取り組みが功を奏した。
各出場牛も観客の熱い声援を背に白熱した闘いが目立った。また、抽選で軽トラックが当たるお楽しみプレゼントも行われ、場内を盛り上げた。
シーの一番は、最初に入場した古堅モータース牛若丸は闘志満々で、正面からぶつかっていったが、急に闘争心を失い自ら敗走した。
シーの二番は、荒技牛の無双大真力が元沖縄軽量級全島一牛の古堅モータース白眉を11分43秒の激闘の末に下して、沖縄初戦を白星で飾った。
(平川康宏通信員)