校歌探訪 宮古島市立狩俣小学校


この記事を書いた人 上原 康司

 宮古島市の市街地から県道230号を北上すると、池間島の手前に宮古島市立狩俣小学校がある。校歌は通称「スムバリ校歌」「太平山校歌」「黒潮校歌」と呼ばれ、校舎移転や時代の移り変わりなどでこれまで3度制定されてきた。狩俣小の「百年誌」には校歌制定の歴史が詳細に記されている。来年創立130周年を迎える狩俣小の歴史と地域の人々の郷土愛がうかがえる。
 現校歌「黒潮校歌」を作曲したのは第代校長の故大川恵良氏、作詞は狩俣出身で当時狩俣小の教職員だった佐渡山正吉氏(当時26歳)だ。
 現校歌の2代前の「スムバリ校歌」とは1892年に西辺小学校から分かれ、狩俣の「スムバリ」の地に建てられた狩俣分教場で歌われた校歌のことだ。