教員試験 問題引用の是非を検討 沖縄県、識者委設置へ


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 沖縄県公立学校教員候補者選考試験のうち中高の一次試験・英語のリスニング試験が2冊の市販問題集から出題されていた問題で、県教育委員会は、引用や問題作成の在り方などについて検討する外部有識者を交えた委員会を来月にも立ち上げる。27日の県議会9月定例会の代表質問で、平敷昭人県教育長が明らかにした。仲田弘毅(沖縄・自民)、比嘉京子氏(社民・社大・結)への答弁。

 教員採用試験の問題は、現場の教諭などで構成する作問委員会が作成している。今回の委員会は作問委とは別の組織で、人選などについて検討を進めている。県教育庁学校人事課は「引用の是非を含めた在り方や、作問の仕方などを検討してもらう」としている。