深みある音色で圧倒 小菅優さん ピアノリサイタル


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 クラシック音楽の普及を目指す「ビューローダンケ」のコンサートシリーズの第3回「小菅優ピアノリサイタル」(ビューローダンケ主催、パレット市民劇場・琉球新報社共催)が8日、那覇市のパレット市民劇場であった。小菅さんはベートーベンのピアノ・ソナタ第14番「月光」や第17番「テンペスト」などを演奏。深みのある音の響きと強弱のはっきりした音色に終始圧倒される演奏だった。

 演奏を聴きに来た球陽高1年の柴引咲良さん(16)=うるま市=は「強弱がはっきりしていて曲の世界観にのみ込まれそうだった」と話した。

 シリーズ第4回「ヴェリタス弦楽四重奏団コンサート」は12月26日に開演。出演に島田真千子(バイオリン)、岩崎潤(同)小倉幸子(ビオラ)、工藤すみれ(チェロ)。問い合わせはビューローダンケ(電話)070(5278)1690。