校歌探訪 糸満市立米須小学校


この記事を書いた人 上原 康司

 教室から見える青海原、校舎裏に広がる緑豊かな米須城跡の森。今年創立136年を迎えた糸満市立米須小学校の周辺には、太平洋戦争最期の地・摩文仁やひめゆりの塔、ジョン万次郎が上陸した大度海岸など、沖縄の歴史と平和の尊さが刻まれた地が多い。
 琉球処分、廃藩置県の翌年の1880年、県内に14小学校が設置された。真壁にできた学校が米須小の前身だ。「文喜尋常小学校」「摩文仁国民学校」「三和初等学校」など名称を変え、1952年、「米須小学校」に改称した。
 児童たちは豊かな自然と地域に見守られながら、伸び伸びと学校生活を送っている。