男子ゴルフ国内三大大会の日本オープン選手権は16日、埼玉県狭山GC(7208ヤード、パー70)で最終ラウンドを行い、通算6オーバーで14位の比嘉一貴(本部高出-東北福祉大)が初のベストアマチュアに輝いた。
比嘉は第1ラウンドの61位から調子を上げ、第3ラウンドで9位に浮上した。最終日は1バーディー、4ボギーの73。10番ホールから3連続ボギーをたたき苦しんだが、その後はパーで乗り切った。
比嘉は7月の第101回日本アマチュアゴルフ選手権ではプレーオフで惜敗し準優勝。8月の全日本学生選手権ではイーブンパーの7位入賞だった。
◇「松山先輩」の高み目指す 比嘉
最終日は1バーディー4ボギーと我慢のゴルフになった比嘉一貴だったが、ライバルたちを振り切ってベストアマのタイトルをつかみ取った。「両親に1番になるところを見せられて良かった」と達成感をにじませる。
第3ラウンドで5バーディー1ボギーの66と好成績を残し、ベストアマ争い2番手の中島と今野に8打差をつけていた。最終の第4ラウンドは10番から3連続ボギーと波に乗れず、スコアを落とした。
それでも2人のライバルに6打差をつけて追随を許さなかった。
今大会を制したのは大学の先輩でもある松山で、ベストアマを「絶対取ってこい」と言われていた。しっかりと約束を果たし、「松山さんのように学生のうちにプロの試合で勝ちたい」と新たな目標を掲げた。