【中国時報】人気者のコアラ、パトリック死ぬ 19歳、死因は老化


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 台北市立動物園の人気者であったコアラのパトリックが老化による臓器不全で死んだ。19歳だった。パトリックは、1999年にオーストラリアから台北市立動物園に引き取られ、当時は台湾全土で大フィーバーを巻き起こした。その年の8月には79万6669人の入園者を記録した。これは2000年に来台したコウテイペンギンに次ぐ動員である。

 パトリックの性格は気が強く、そのため飼育員の指をかむことがあり、外に連れ出す時は細心の注意を払わなければいけなかった。

 コアラの長寿の最高記録は22歳であるが、平均寿命は10-15歳で、19歳という年齢は人にたとえると100歳以上にあたる。そのためこの5月以降は「引退」して隠居生活を送っていた。