那覇商議所 新会頭に石嶺氏 副会頭は山城、金城、玉城氏


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
石嶺 伝一郎氏

 那覇商工会議所は27日、臨時議員総会を開き、新会頭に沖縄電力代表取締役会長の石嶺伝一郎氏(67)を選出した。11月1日付で就任する。石嶺新会頭は、年内に県内12経済団体で構成する県経済団体会議議長や県商工会議所連合会会長への就任を予定している。会頭を3期務めた国場組代表取締役会長の国場幸一氏(74)は任期満了に伴い退任、顧問に就任する。

 新副会頭には琉球海運代表取締役会長の山城博美氏(67)、りゅうせき代表取締役会長の金城克也氏(60)、国場組代表取締役社長の玉城徹也氏(66)を選出した。大同火災海上保険代表取締役社長の上間優氏(60)は再任された。専務理事には旭橋都市再開発前社長の福治嗣夫氏(66)が就任する。

 石嶺新会頭は総会後の記者会見で「沖縄振興計画の中間で、2017年には税制改正9項目が復帰特別措置の期限を迎える重要な時期になる。経済界で一丸となり延長に向けて国に要請したい」と意気込みを述べた。

 新会頭人事については、沖縄電力やりゅうせきなど主要企業のグループが、国場会頭の後任に石嶺氏を推し、水面下で各方面に一本化を要請してきた。

 先の県知事選で仲井真弘多前知事を応援した国場会頭に対抗して、翁長雄志知事を支えた呉屋守将金秀本社代表取締役会長の会頭選出馬も一時取り沙汰されたが、政治色が薄く、実務型の石嶺氏の一本化でまとまる格好になった。