琉球新報社 
第６１回文部科学大臣杯全国青少年弁論大会（日本弁論連盟主催）が１３日、那覇市の県立芸術大学で開かれた。一般の部と中高生の部に計３８人が参加、優勝に当たる最優秀賞は中高生部門では今野泰齋（やすなり）さん（宮城県、古川高校）、一般部門では楠本映子さん（福岡県）が受賞した。県勢では中高生部門で津波ももこさん（南部商業高３年）＝写真右＝が３位相当の優秀賞、中田光洋さん（宮古高２年）＝写真左＝が４位相当の優良賞に輝いた。
津波さんの演題は「スパルタ先生はやさしい」。厳しく家事を教える祖母のありがたみを、１人で家事をこなせたときに感じた経験から「高齢者から若者が学ぶ姿勢を持つことが未来をつくるきっかけになる」と訴えた。津波さんは「祖母への感謝の気持ちを（弁論で）伝えることができてうれしい」と感激した様子だった。
中田さんの演題は「地球号の未来の担い手」。交流事業でミャンマーを訪れた経験から国際的な視野を持つ重要性を訴えた。中田さんは「支えてくれた先生に感謝したい」と話した。
