琉球新報社 重量挙げの２０１６アジアユース・ジュニア選手権大会は１３日、東京都の大田区総合体育館で行い、ジュニア男子６９キロ級に出場した宮本昌典（沖縄工高－東京国際大）がスナッチ１４１キロで２位、ジャーク１７１キロで４位、トータル３１２キロで３位に入賞した。
◇「優勝狙えた」と悔い 成長の兆しもつかむ
ジュニア６９キロ級はトータルの１位から３位までが１キロ差ずつと大接戦。３位の宮本昌典は「優勝を狙えた大会だった」と悔しがった。全試技ミスなく成功させたが、スナッチとジャークともに順位争いを意識した重量選びだったため「スナッチでもっと（重い重量を）狙えば良かった」と振り返った。
普段の練習から自己記録を上回るスナッチ１４５キロ、ジャーク１７１キロを挙げている。この大会は慎重になり過ぎた面があるが、「記録を更新できる力が自分にあることは実感できた」と、さらなる成長の兆しをつかんだ様子だ。
来年６月には同じ会場で世界ジュニア選手権が予定されている。「この会場の雰囲気を覚えたので世界ジュニアではさらに記録を伸ばす。それまでの国内大会でしっかり成績を残したい」と、力強く語った。
