百日ぜきさらに増加121人に 北大東、重篤なケースも


社会
この記事を書いた人 金城 美智子
県立北大東診療所(ホームページより)

 【北大東】百日ぜきが流行している北大東村では、12月に入ってからも感染者が増え、6日までに新たに11人が確認され、計121人になった。県立北大東診療所の小澤萌医師(32)は「収束には全然至っていない。これから冬休みになると島内への出入りが多くなり、さらに広がる可能性があるので、ちょっとでもせきが出たら、すぐに受診してほしい」と呼び掛けている。

 小澤医師によると、入院には至らないが、肺炎になった幼児や2~3カ月激しいせきが続いている幼児、ろっ骨を折った成人など、重篤化しているケースもあるという。

 北大東村保健福祉センターでは、全家庭に百日ぜきへの注意を喚起するチラシを配布。人が大勢集まるイベントへの参加を控えることやせきがある人は赤ちゃんに近寄らないなど、引き続き村民に注意を呼び掛けている。【琉球新報電子版】