オスプレイ訓練 金武中川でもつり下げ 町長が中止要求


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 【金武】宜野座村城原区で連日にわたって米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのつり下げ飛行訓練が実施された件で、キャンプ・ハンセンのヘリコプター着陸帯、通称“ファルコン”近くにある金武町中川区でもオスプレイのつり下げ訓練が実施されていたことが分かった。

 金武町の仲間一町長が12日に、訓練の中止を沖縄防衛局に求めた。仲間町長は本紙の取材に「城原区と中川区は隣り合っていて、物資をつり下げたオスプレイは中川区を通って城原区に入っている」と説明。つり下げ訓練は提供施設内だと説明した米軍に対し「あり得ない。現場で沖縄防衛局の職員も確認しているし、報道もされている。これまでにない訓練で、騒音もひどかった」と指摘した。

 中川区の宜志富司区長によると、月に2~3回のペースで夜間飛行が確認されている。