「やはり墜落だ」 安慶田副知事が墜落現場視察


この記事を書いた人 松永 勝利
オスプレイの墜落現場で機体の様子や集落までの距離など状況を見る安慶田光男副知事(左から2人目)=17日午後3時8分、名護市安部

 【名護】安慶田光男副知事は17日午後、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが墜落した名護市安部の海岸を視察した。国吉盛純名護署長の案内を受けながら、機体を約100メートルの距離で見た安慶田副知事は「機体が大破しているのを見ると、やはりこれは墜落だなという感じがする」との見解を示した。墜落地点が安部集落から約1キロの近さであることから「一歩間違えれば集落に落ちて大変なことになる」と話した。
 週明けにもオスプレイの飛行が再開されることについて「県に正式な連絡はない」と述べ「事故原因が究明されるまでは再開しないようにと国も言っている。米政府は県民や国民、日本政府に真摯(しんし)に応えるべきだ」と強調した。
 若宮健嗣防衛副大臣が15日に墜落地点から約800メートルの浜まで視察に訪れたものの、墜落地点までは近づかなかったことに対しては「どういう事情か分からないが」と前置きした上で「入れるところまで入って詳しく見てほしかった」と要望した。
 砂浜で実施されていた立ち入り規制は午後3時45分、県警が解除した。【琉球新報電子版】