伊江島のオスプレイを確認 19日にも飛行


この記事を書いた人 松永 勝利
LHDデッキを模した着陸帯側のヘリパッドに駐機するMV22オスプレイ=18日午後6時2分ごろ、伊江島補助飛行場(小型無線ヘリで撮影)

 【伊江】オスプレイ墜落事故に関連し、琉球新報は18日午後6時ごろ、米軍が19日に伊江島から米軍普天間飛行場への移動で飛行を再開すると日本政府に伝達したとみられる垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの機体を確認した。県は機体の安全性を確認できていないとして、同型機の飛行中止の継続を求めているが、日本政府側も整備などのために移動飛行はやむを得ないとして認める方針。米軍は機体の安全点検などを終え次第、全ての機体の飛行を再開するとしている。
 県基地対策課によると、18日夕の段階で日本政府などから19日に米軍がオスプレイを飛行するとの情報提供はない。
 琉球新報が18日夕、伊江島で確認したオスプレイは1機。伊江島補助飛行場内にあるヘリコプター着陸帯に駐機している。機体は固定翼モードでプロペラを前に向けた状態で駐機している。周辺に人影はない。
 翁長雄志知事は18日午後3時に事故現場を視察した際、オスプレイの飛行再開について「とんでもない。これを許してしまうとどんどん飛んでいく」と述べている。【琉球新報電子版】