辺野古移設「着実に推進」 首相、オバマ氏と会談


この記事を書いた人 金城 美智子
会談前にオバマ米大統領(右)と握手する安倍首相=27日、米ハワイの米太平洋軍司令部(共同)

 【ホノルル共同=内保充善】安倍晋三首相は27日午前(日本時間28日午前)、オバマ米大統領とハワイ・ホノルルの米太平洋軍司令部で会談し、西太平洋での中国空母の初航行について、中長期的観点からも動向を注視すべきだとの認識で一致した。首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設工事を巡って「政府として着実に進めていきたい」との考えを表明。米軍の新型輸送機オスプレイが不時着した事故に関して遺憾の意を伝え、安全確保と情報提供を要請した。

 オバマ氏は、オスプレイ事故に関する今後の対応について「日本側と緊密に連携する」とした。首相はオバマ氏による5月の被爆地・広島訪問は「多くの日本人に感動をもたらした」と伝えた。
(共同)