トリ来てサル去る 沖縄こどもの国でえと引き継ぎ式


この記事を書いた人 松永 勝利
ピグミースローロリスの「ヒナ」(右から2番目)からリュウキュウオオコノハズクの「セブン」(右から3番目)=2日午後、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国

 【沖縄】沖縄市胡屋の沖縄こどもの国で2日、「新春初まつり2017」が開かれ、昨年の干支(えと)の「申(さる)」から「酉(とり)」への引き継ぎ式が開かれた。来場者は、ピグミースローロリスの「ヒナ」からリュウキュウオオコノハズクの「セブン」にたすきが渡される様子を温かい目で見守った。
 式に先立ち、とり年生まれのスタッフ4人が沖縄在来のニワトリ「チャーン」に扮(ふん)して舞台に登場し、「コケッ、ケー」と鳴き比べを披露してとり年の幕開けを祝った。続いて、ゾウの琉花が書き初めを披露した。鼻で持った筆で、漢字とひらがなで「とり」と書き上げ、来場者から喝采を浴びた。
 琉花の作品をプレゼントされた上間浩美さん(35)=石垣市=は「親子でとり年。家族が健康で過ごせる1年にしたい」と話した。娘のえあさん(11)は「楽しい1年にしたい」と恥ずかしそうに話した。
 高田勝園長は「さる年で上った高いところから、とり年ではさらに高く飛び立とう」とあいさつした。【琉球新報電子版】

書き初めを披露するゾウの琉花=2日午後、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国