沖縄への観光客 過去最高861万人 2016年


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 県が20日に発表した2016年の暦年(1~12月)入域観光客数は前年比11・0%増(85万100人増)の861万3100人で、4年連続で過去最高を更新し、初めて800万人を突破した。県が16年度(16年4月~17年3月)の目標とする観光客数840万人も大きく上回っており、年度目標の達成もほぼ確実な状況だ。

 外国人客は38・7%の大幅増の208万2100人で、200万人の大台を超え、県が21年度までの達成目標に据えていた年間200万人に早くも到達した。

 増加の背景には国内外路線の拡充やクルーズ寄港回数の増加などがあり、全体を押し上げた。外国人客の内訳をみると、台湾が27・9%増の60万7300人、中国本土が51・5%増の44万9200人、韓国が44・8%増の43万1300人、香港が16・5%増の22万1千人などだった。

 国内客は4・3%増の653万1千人。内訳は東京方面が4・5%増の320万600人、関西方面が3・6%増の135万8千人、福岡方面が4・8%増の81万4400人、名古屋が8・9%増の53万5100人、その他が0・4%増の62万2900人だった。