3カ月連続の1倍超え 12月県内求人倍率1・02倍 失業率は3・2%


この記事を書いた人 松永 勝利

 沖縄労働局(待鳥浩二局長)が31日に発表した12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同水準の1・02倍で、3カ月連続の1倍超えとなった。新規求人倍率(季調値)は前月比0・14ポイント減の1・58倍だった。県統計課が同日に発表した12月の完全失業率(原数値)は前年同月比1・8ポイント低下(改善)の3・2%だった。有効求人倍率は全国で最も低かった。
 2016年平均の有効求人倍率は前年比0・13ポイント増の0・97倍で復帰後最高となった。
 待鳥局長は「12月にしても16年平均にしても、雇用失業情勢は一部に厳しさが見られるものの、着実に改善している。人材不足に関しては特効薬はないが、雇用の質改善などの地道な取り組みが効いてくると思っている。事業者に対し、年休取得促進などを呼び掛けたい」と語った。【琉球新報電子版】